うさぎのみならず動物と一緒に暮らすとなると「一人暮らし」というだけで尻込みしてしまう人も多いでしょう。うさぎは鳴き声がほとんどせず散歩も不要なため、犬や猫と比べると比較的飼いやすいと言われることが多いようです。そのため一人暮らしのペット候補に挙げられることもありますが、実際はどうか、気になるところですよね。

結論からいうと、外出時の対策さえすれば、一人暮らしでもうさぎさんと生活できます。今回は、うさぎを一人暮らしで飼うときの方法と注意点、留守時の対策について具体的にご説明します。

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一人暮らしでも不在がちでもうさぎさんと一緒に住める

一人暮らしの場合、日中うさぎさんのお世話をする人がいないため、飼えるかどうか不安に思う人は多いでしょう。実は一人暮らしでも不在がちでも、きちんとお世話をしてあげればうさぎさんと一緒に住めます。家族で暮らしていても一人暮らしでも、そのほとんどが日中は仕事や学校で家を空けています。家族で飼う方が心強く機動的に動ける面はありますが、ちゃんとお世話すれば一人暮らしでも問題はありません。

また、日中に飼い主さんがいないほうが、うさぎさんにとってストレスが減るといったメリットもあります。一人暮らしだから、不在がちだからといってうさぎがさみしがって病気になってしまうということもありません。きちんとお世話をしてあげれば、飼えないことはないので、その点は安心してください。

マンションや賃貸でも飼える?オススメの間取りは?

うさぎさんは犬や猫と違って、大きな声でほえたり鳴いたりしないので、マンションやアパートでも比較的飼いやすく、6畳ワンルームでも飼うことは可能です。
また、草食動物なので、体臭やフンの臭いが少ないのも魅力の一つ。とはいえ、うさぎを飼う前には必ず、飼育可能な物件か確認してください。ペット不可物件でも、うさぎやハムスターなどの小動物なら飼育可能な場合もあるようですから、管理組合や不動産屋さんに確認しましょう。

朝晩のお世話だけでも大丈夫

うさぎは、薄明薄暮性(はくめいはくぼせい)の動物です。肉食動物に狙われる立場のうさぎは、日中じっとしています。薄暗くなった夕方から動きが活発になるので、仕事から帰宅する頃が、ちょうどうさぎさんの活動時間。日中に飼い主さんが外出していても、夕方以降に遊んであげれば、さほど寂しく感じないようです。

お外散歩は不要

外でのお散歩は不要で、お家のなかを毎日1時間ほど「へやんぽ」させてあげるだけで十分です。屋外に連れ出す時は、決して目を離さず、細心の注意を払わなければなりません。
カラスや猫、ヘビなど、うさぎを狙う外敵だらけですし、農薬のついた草花を食べてしまう危険性もあるからです。

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うさぎさんの定位置はいつでも「ケージの中」

ケージの中にいるうさぎ_ウサギは一人暮らしでも飼える|ラビットリンク
お留守番でも、飼い主さんが家にいても必ず「ケージの中」がうさぎさんの定位置です。なぜケージの中にいなければならないのでしょうか。確認してみましょう。

縄張り防止

うさぎさんは縄張り意識が強く、順位付けをする動物です。放し飼いのうさぎさんは、部屋全体を縄張りと認識してしまい、お部屋の中では強気になってしまいます。

その上、人とうさぎさんの順位が逆転してしまうと大変です。
お部屋の中では自分が一番偉いと勘違いしてしまい、なかなか言うことを聞いてくれなくなります。
普段のブラッシングや爪切り、病気時の投薬や強制給餌など、いざという時のためにも、お部屋の中でも言うことを聞いてくれるように縄張り意識を待たせないようにすることも大切です。

脱走防止

人がいない時間は必ずケージに入れ、脱出しないよう配慮することが重要です。

ペット用のうさぎが屋外へ脱走してしまうと、都会の空の下、一匹で生きていくのは容易な事ではありません。
外には、うさぎを狙う生き物がたくさんいます。そして、素早く逃げるのが本能のうさぎさん、初めて見る動物に驚いてパニックになり、猛ダッシュで逃げ回るでしょう。そんなうさぎを人間が捕まえるのは至難の技です。

怪我防止

部屋の中には、コードや人間の食べ物、タバコなど、うさぎにとって危険なものがたくさんあります。飼い主さんが留守にするたびにそれらを片付けるなどの対策は現実的ではありません。予想外の行動で飼い主さんを魅了するうさぎさん、だからこそ何が怪我の原因になるのかわからないのです。うさぎさんの安全を守るためにも、ケージに入れましょう。

ストレス防止

うさぎさんと一緒に暮らしていても、旅行や帰省、遠出などされることがあると思います。
その際、うさぎさんは、ご家族やご友人、ペットホテルなどに預けることになります。
ペットホテルは通常ケージの中でお預かりすることになります。普段放し飼いにしているうさぎさんは、環境が変わる上に急に狭いところに閉じ込めれてしまうため、急激に大きなストレスを感じてしまいご飯を食べなくなってしまうことが良くあります。
うさぎさんにとってご飯を食べないことは「命の危険」につながる大変な事態のため、普段からケージに慣れさせておくことが大切です。

留守対策の基本は「温度・水・牧草」の3点

ケージの中にいる白うさぎ_ウサギは一人暮らしでも飼える|ラビットリンク
ケージに入れたから留守にしても安心、というわけではありません。留守にする場合は「適切な温度・水・牧草」の用意を怠らないでください。うさぎにとってこの3点は生きる上で欠かせない要素です。

温度

家族がいれば、急な気温変化にも対応してあげられますが、そうでないとなかなか難しいもの。一人暮らしの場合、エアコンでの室温管理は必須です。

うさぎにとって最適な温度は15~26℃、適正湿度は40〜60%です。留守中はこの温度が維持できるように対策しましょう。

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うさぎは水分を取らない、と言われたのは一昔まえのこと。うさぎさんにとってお水も大切な存在です。1日に飲む水の量は体重の10%以上が適量といわれているため、最低でもその量は飲めるように準備しましょう。

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牧草


牧草は食べ放題が基本。留守中は、いつもより多めにケージの中にいれてあげましょう。

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外出は11時間前後なら許容範囲

うさぎは一人暮らしでも飼えるの?時計|ラビットリンク
外出の許容範囲は11時間前後と言われています。勤務時間と移動時間を考えると通常これくらいは家を空けることになりますね。残業など帰宅が遅くなりそうなときは、出掛ける前にいつもより牧草を多めに入れる、水ボトルを1本追加しておくなどの準備をしておきましょう。

旅行・長期外出時の対応

旅行や長期外出などあらかじめ家を空けることが決まっている場合はペットホテルや知人、家族にうさぎさんを預けましょう。預けるときは「いつも食べているエサ、かかりつけ医院の電話番号、好きなお野菜などのおやつ」などを持参しましょう。

また、うさぎさんをお迎えした専門店がペットホテルをしていることがあります。小さい頃に住んでいた記憶があるのかはわかりませんが、初めて行くペットホテルに連れて行くよりは専門店を利用する方が安心でしょう。

うさぎ専門店であれば他の動物がいないので安心できるほか、ペットホテル以外にも爪切りやブラッシングなどのケアもしています。普段のケアで利用する店舗であれば、ペットホテルとして利用するときもストレスを感じづらいでしょう。

うさぎさんは環境の変化に弱い生き物なので、一泊二日の短いお泊りでも初めての場所というだけでストレスを感じます。ペットホテルでも知人の家でも大切なのは「なるべく飼い主さん宅と同じ状況を演出」することです。

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外出時のご近所トラブルはある?

長時間家をあけるとなるとやはり気になるのが「ご近所トラブル」です。飼い主さんにとって「当たり前」なニオイや音が気になるご近所さんもいるかもしれない…と心配になってしまう場合には、対策しておくと気持ちの上でも安心できます。

騒音問題は大丈夫?

うさぎは大きな声は出しません。お部屋の環境にもよりますが、「足ダン」などの音が外に漏れることは稀なことですし、「足ダン」をほとんどしないうさぎさんもたくさんいます。

そこまで気にすることはありませんが、どうしても気になるようなら床の音が響かないような工夫をしても良いでしょう。
うさぎさんと暮らしていく中で、少しづつ環境を整えていただければ良いと思います。

ニオイ対策

掃除道具_ウサギは一人暮らしでも飼えるの|ラビットリンク
他の動物に比べ、排泄物のニオイがあまりしないうさぎさんですが、放置すれば雑菌が繁殖しニオイ原因になるものです。毎日のお世話として健康チェックを兼ねて1日1回のトイレ掃除をしてあげてください。また、尿石が付いてきたら尿石を除去するようにしてください。12時間程度の留守で、ご近所トラブルになるほどの悪臭になることはありませんが、多頭飼いをしている、マーキング癖がある場合には気をつけておくと良いでしょう。

また、古い牧草やおやつなどをいつまでも放置することでニオイが発生することも。出かける前にそれらがケージの中にないか確認する、時間があればケージ自体を掃除するなどの対策が重要です。

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留守時の様子が不安ならペットカメラを購入

ここまでする必要はないとは思いますが、どうしても外出時のうさぎの様子が心配であれば、高画質なペットカメラの購入も考えましょう。五千円から二万円ほどで購入できるようです。スマホやパソコンで外出先から様子を見られれば、万が一の時も安心です。また、高級機種だと、室温を確認したり、部屋にいるペットに声かけできたりする機能がついているものもあります。

飼い主さんのうさぎアレルギー

お金アレルギー_ウサギは一人暮らしでも飼えるの|ラビットリンク
飼ってからアレルギーが発覚しても、一人暮らしの場合、他の家族に世話を頼むことができないので、よく確認しましょう。うさぎ自体のアレルギーもですが、牧草のアレルギーがないかもチェック。よくわからなければ、うさぎ専門店で実際に触って確認させてもらうのもいいでしょう。
うさぎの寿命は10年ほど。中には15年以上元気でいてくれることもあります。自分のライフスタイルが変化しても飼い続けるぞ、と覚悟を決めてからお家にお迎えしたいですね。

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費用

飼う前に、特に気をつけたいのが「費用」の問題です。うさぎに関わる費用は唯一の収入源である自分で出さなければなりません。うさぎの食事代、空調管理代だけでなく病気での通院など「もしも」に備えた貯金も必要です。「もしも」が突然訪れるのは人間もうさぎも同じです。急な出費にも対応できるのか、今一度確認しましょう。

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一人暮らしで飼うなら小型のウサギさんがオススメ


一人暮らしの仲間にうさぎさんを選ぶなら小型の種類がオススメです。ピンと立った短い耳がついた丸顔、くりっとした大きな目が特徴的なネザーランドドワーフ、垂れた小さなお耳にぺちゃっと潰れたような大きな丸顔が特徴的なホーランドロップが小型うさぎさんの代表です。大型種だとケアはもちろんのこと、食事量も多く、遊ぶスペースもそれなりに必要になります。そういった点では特に初めての方には小型種の子をお選びいただくのが良いと思います。

愛らしくて魅力たっぷりなうさぎさんをお迎えしたいのなら、うさぎ販売の専門店「ラビットリンク」にお任せください。一人暮らしで飼うときの不安の解消だけでなく、ショップにいるうさぎさんそれぞれの個性をお伝えできます。

またラビットリンクは、ウサギのケアだけでなく、ペットホテルとしての利用も可能です。
詳細はペットホテルをご参照ください。


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佐俣

佐俣

うさぎタイムズ編集部員、うさぎ専門ライターです。うさぎさんが、ただ「可愛らしいから」ではなく、正しく理解され、共に暮らすパートナー・家族としてお迎えしてもらえることを願っています。初心者の方にもわかりやすく情報をお伝えできればと思っています。