うさぎさんを公園などで散歩させることを「うさんぽ」と呼びますが、

うさぎさんをキャリーに入れてお外に連れ出すことには、ネット上でも賛否両論あるようです。

反対の理由

反対の一番の理由は、『過度なストレスをうさぎさんに与えてしまう。』というものになります。

次によくお聞きするのが、『農薬などに汚染された草花を食べてしまうといけないから。』、

そして最後が、『犬猫をはじめとする、他の動物たちとの接触の危険』が挙げられます。

一方で賛成の理由は、

賛成の理由

『自然を感じさせてあげたい。』

『広い場所で自由に走らせてあげたい。』などが挙げられます。

賛成の理由と言うよりは、『うさんぽ』させたい理由ですね。

こうして比べると反対の意見の方が的を得ていて正しいように思えます。

やはり『うさんぽ』はしない方が良いのでしょうか?

私はいつも『うさぎさんによります。』とお話ししています。

極端に臆病な子は、全く知らない外の世界に出ただけでも大変なストレスを受ける可能性があります。

そういった子の場合は、『うさんぽは避けるべき』だと考えています。

ただ、時間をかけて少しづつ慣らしていくことも可能ですので、うさぎさんの様子を見ながら試していただくことは良いことだと思います。

極端に憶病な子でなければ、私は『うさんぽ』を推奨しています。

これは、うさぎさんの五感を刺激するのにとても良いことだからです。

「うさぎさんはストレスに弱い」という認識の危険

『うさぎさんは、ストレスに弱いので、ストレスをかけないように育てましょう。』ということをよく聞きますし、書かれているのもよく見かけます。

しかしこれは、誤解を受ける表現で、ここだけ切り取って理解してしまうととても危険です。

ストレスのかけ過ぎはもちろん禁物です。しかし、

うさぎ=ストレスに弱い

この方程式がオーナー様の頭の中を支配してしまうと、

極端にストレスをかけない育て方をしてしまう危険性があります。

  • 音を立てないように生活する
  • あまり触らずそっとしておく
  • 室温や湿度は年間を通して一定に保つ

とても良いことばかりのように思えます。

しかし、この『良いことばかり』が極端になってしまうと、うさぎさんは鬱滞(うっ滞)になりやすくなることもあります。

一言でいうと、『過保護は禁物』ということです。

うさぎさんは刺激がないと胃腸の動きがゆっくりとなり、中には動きが悪くなり鬱滞(うっ滞)になってしまうケースがあります。

普段から気を付けたい鬱滞(うっ滞)対策としても、五感に『適度な刺激』を与えてあげてください。

太陽の光を感じたり、草の香りを嗅いだり、風を感じたり、そんな自然を感じることはうさぎさんにとっても良い刺激になります。

暑い日や寒い日、また雨の日などはもちろん避けていただき、

気候の良い時に近くの公園に連れていっていただくことはとても良いことです。

長時間の移動や公園などで出会った人との極端な触れ合いなど、ストレス過多になる要素はたくさんありますので、その辺りはしっかりと注意していただきながら、『適度な刺激』を与えてあげてください。

参考コラム

うさぎの鬱滞(うっ滞)~うさぎタイムズ

農薬の草花を食べるのも厳禁です。

除草剤や農薬などが使われている可能性があるところでは、うさぎさんが間違えて草花を食べないように、『触れさせない』、『近づけない』などの対処をしてあげてください。

また、公園では他の動物も散歩しています。カラスなどがいる場合もあります。

いつでもうさぎさんを守れるように周りに注意を払っていただくことも必要です。

他の動物のオーナー様もほとんどの方が良識のある方ですので、それほど心配することは無いと思いますが、動物同士が触れ合うということは、思わぬ事故の危険性も潜んでいることは肝に銘じてい置く必要があります。

 

 

 


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橋爪宏幸

橋爪宏幸

うさぎタイムズ編集長。 うさぎ専門店「ラビット・リンク」のオーナー。 一般社団法人うさぎの環境エンリッチメント協会 専務理事。 現在ニンゲン3人のほか、長男:ミニチュアダックスの桜花、次男ホーランドロップのカール、三男:ネザーランドドワーフの政宗、長女:ホーランドロップのミラ・ジョボビッチと暮らしている。