うさぎ,散歩

最近うさぎと暮らしたい、ライターの野呂です。

上に掲載した写真のように、ハーネスとリードをつけてうさぎを散歩させている飼い主さんが増えており、SNSなどでもよくこういった写真を見かけるようになりました。皆さん、おしゃれなハーネスをつけてお散歩を楽しんでいるようです。

こういった写真を見て、「私もうさぎを散歩させたい!」と思う飼い主さんもいるかもしれません。

そんな人のために、うさぎとのお散歩の楽しみ方を、皆さんと一緒に見ていきましょう。

散歩に向いているうさぎと向かないうさぎがいる

うさぎは、強い警戒心と強い好奇心という、両極端な性質を持つ動物です。そのうち、どちらの性質が強いかで、お散歩を怖いと感じるか、楽しいと感じるかが違ってきます。

例えば、警戒心が強く、初めて見るものや接するものに慣れるまでに時間がかかるうさぎとの散歩は要注意です。嗅いだことのないニオイや踏んだことのない地面の感触すべてを怖いと感じ、強いストレスを覚えるかもしれません。

逆に、好奇心旺盛なうさぎであれば、最初こそ警戒しても、すぐに土や草、風のニオイに慣れ、野草を食べたり穴掘りを楽しんだりするかもしれません。

こういった理由から、いきなり散歩に連れ出そうとするのではなく、まずは飼っているうさぎが外に出るとどんな反応をするのか、庭先やベランダなどに出て様子を見てみましょう。もし、うさぎが怖がってしまったら、散歩に連れ出すことは諦めたほうがいいかもしれません。

🐇ワンポイント・アドバイス🐇

うさぎさんには過度なストレスを与えないようにすることはとても大切です。ただ、適度な刺激を与えてあげることは副交感神経の働きを良くし、胃腸の動きを活発にしたり、うんちの排泄を促すなどの効果があります。
是非太陽の光を感じさせてあげてり、風を感じさせてあげるなどして、五感を刺激してあげてください。
公園などへの散歩が難しい場合でも、お部屋の中で太陽の光や風を感じさせてあげることは十分に可能です。「ストレス」に過敏になり過ぎず、大らかにうさぎさんとの暮らしを楽しんでいただくことが、かえってうさぎさんにとっても快適な暮らしになることがあります。この辺りのことも心に留め置いていただき、うさぎさんとお暮しいただければと思います。

抱っこの練習をする

うさぎの身に何らかの危険が迫ったときは、飼い主さんはすかさずうさぎをサッと抱き、危険から守ってあげてください。ケージから外に出すときなど、毎日少しずつ抱っこの練習をして、いざというときのために「抱っこ慣れ」をしておきましょう。

リードやハーネス、キャリーケースに慣れさせる

うさぎを外で散歩させるときは、逃げてしまうのを防ぐため、ハーネスとリードをつけます。しかし、それを嫌がるうさぎも多いもの。まずはつけて歩かせてみて、嫌がらないかを観察しましょう。ハーネスは、体とのあいだに指1本入るくらいのゆとりをもたせてつけましょう。

また、大きな音にびっくりして逃げ出すのを防ぐため、散歩の場所までは、うさぎをキャリーケースに入れて移動します。しかし、いきなりキャリーケースに入れられると、うさぎはとても不安になり、ストレスを感じてしまうことも…。

「キャリーケースに入ることは怖くない」と思ってもらうためにも、おやつなどを使って慣らしましょう。

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散歩させる場所は事前の下見を

うさぎが散歩する場所は、犬などがあまり来ないところや、除草剤や農薬が使われておらず、食べてもよい野草が生えているところがよいでしょう。

ちなみに、散歩に連れ出すのに最適なのは、穏やかな天気の日や、春・秋です。逆に、夏の猛暑の時期や真冬の寒い時期は散歩に向きません。

散歩の際に持っていくもの

うさぎがいつでもお水を飲めるよう、飲み水を持ち歩き、ときどき飲ませるようにしましょう。また、散歩中はお腹が空くので、いつも食べ慣れているおやつや、キャリーケースに戻すときに足の裏を拭くためのタオルやウェットティッシュ、ゴミなどを集めるためのビニール袋などを持っていくとよいでしょう。

目的地に着いたらサークルをセットする

うさぎを野外で思い切り遊ばせたいときは、サークルを立てて行動範囲を限定します。夏場は必ず日陰になる場所を作り、日射病にならないよう十分注意してください。また、帰るときはうさぎの排泄物の処理も忘れずに。
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散歩中は決して目を離さない!

うさぎにとって、犬や猫、カラスが近づくことは非常に危険です。周囲には十分目を配る必要があります。

また、うさぎを散歩させている人が他にいれば、うさぎ同士が接触して、ケンカ、交尾・妊娠といったことが起きないようにご注意を。特に、うさぎの交尾は一瞬で終わるので、飼い主が気づかないうちに妊娠してしまう可能性があります。

さらに、サークルからうさぎが脱走してしまっては大変です。うさぎは足が速いのでなかなか捕まえにくく、気がついたら道路に出ていた…なんていう事態にもなりかねません。

そのようなことを避けるためにも、うさぎを遊ばせているときは、たとえサークル内であっても目を離さないようにしましょう。

外から帰ったら全身の点検を兼ねてグルーミング

散歩から家に帰ってきたら、傷や汚れがないか、ノミやダニなどの寄生虫がついていないか、足の裏も含め、全身を触ってチェックしましょう。特にダニがついていると、触ったときに異物感があるので気づきやすいでしょう。うさぎをダニから守るためにも全身くまなく触ってあげましょう。このとき、うさぎの体の毛をくしでとかす、グルーミングを合わせて行うといいかもしれません。

うさぎを迎えたいとお考えの方は、ぜひうさぎ専門店へ!

うさぎ専門店では、うさぎのお世話の仕方から、日常のケア、病気のときのアドバイスなど、専門店ならではのきめ細やかなサポートをご提供しているところが多いので、初めてうさぎと暮らす方でも安心です。


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野呂

うさぎに興味があるライター。「うさぎ初心者」として、みなさんと一緒にうさぎの知識を身につけていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。