うさぎ,野草
最近うさぎと暮らしたい、ライターの野呂です。

現在ペットとして飼われているうさぎは、野生のアナウサギがご先祖さまです。
アナウサギは、野原を駆け回りながら、野草を食べて生活していました。

家畜化され、ペットとなったうさぎも、その性質を継いでいるので、野草を好んで食べます。
しかしそんな野草の中にも、食べてはいけないものが存在しています。
今回は、うさぎが食べてもいい野草と食べてはいけない野草を、皆さんと一緒に見ていきましょう。

うさぎが食べてもいい野草、食べてはいけない野草

うさぎと野草との関わり

野生のうさぎの場合、親うさぎが野草を子うさぎの前で食べることで、子うさぎに「この野草は食べても安全である」と教えていました。しかしペットとなったうさぎの大半は、ほとんど外に出ることなく、人間の手によって大切に飼われているものです。野生のうさぎとは異なり、どの野草を食べてはいけないのか、どの野草なら安全なのか、それを判断するのは飼い主です。

万が一、食べてはいけない野草をうさぎが口にしてしまった場合は、野菜同様、どんな野草をどのくらい食べてしまったのかをメモしておき、かかりつけの動物病院で診断を受けましょう。

それでは、うさぎが食べても良い野草と、食べてはいけない野草について、以下にまとめてみましたのでご参照ください。

 

うさぎが食べてもいい野草

うさぎは、野草の中でも特に、キク科やマメ科の野草を好んで食べます。

キク科
●セイヨウタンポボ●ニホンタンポポ●アザミ●ノゲシ●ナズナ
マメ科
●レンゲ●シロツメクサ●アカツメクサ●クズ
ナデシコ科
●ハコベ
ブナ科
●カシ
イネ科
●オーチャードグラス●イタリアンライグラス
オオバコ科
●オオバコ
セリ科
●イタリアンパセリ
シソ科
●スイートバジル
※バジルなどのハーブ類には、薬効成分が含まれているため、一度にたくさん与えないこと

 

うさぎが食べてはいけない野草

ケシ科
●クサノオウ:植物全体が有毒
●タケニグサ:植物全体が有毒

ツツジ科
●アセビ:菜が有毒

キンポウゲ科
●ウマノアシガタ:植物全体が有毒
●キツネノボタン:植物全体が有毒

ヒガンバナ科
●ヒガンバナ:茎が有毒

セリ科
●ドクセリ:植物全体が有毒

【その他】

●チョウセンアサガオ●トリカブト●イチイ●キツネノカミソリ●トウダイグサ●イヌホウズキ●ヒヨドリジョウゴ●セイタカアワダチソウ●ワラビ●キョウチクトウ●アメリカヤマゴボウ など

<出典>
『新版 くわしいウサギの医・食・住』(桜井富士朗・大竹隆之 監修)
『はじめてのうさぎの育て方』(岡野祐士 監修)
※上記いずれも

うさぎ,野草

野草を採取する際の注意点

野草を採取する際は、下水溝の近くや、道路の脇、畑のそばに生えているものは避けましょう。下水溝の近くでは汚水に、道路の脇では自動車の排気ガスに、畑の近くでは農薬に、それぞれ汚染されていることが多いためです。

野草を摘んだらよく洗って水気を切り、新鮮なうちにうさぎに与えましょう。湿っている状態で与えると、うさぎがお腹を壊してしまうので、洗ったらしっかり水気を切ることも大切です。

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野呂

うさぎに興味があるライター。「うさぎ初心者」として、みなさんと一緒にうさぎの知識を身につけていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。