うさぎ

こんにちは。最近うさぎと暮らしたい、ライターの野呂です。

うさぎ好きの友人の影響もあり、うさぎに興味を持っているけれど、まだ飼ったことのない「うさぎ素人」です。
うさぎを飼うにあたって、うさぎのことはもちろん、うさぎを飼うのに必要なことや買う前の準備などの知識を少しずつ学びながら、「うさ生活」をスタートできるように頑張りたいと思います。

身近な動物である「うさぎ」

私が小学生の頃、学校の敷地内でニワトリとクジャクと赤目の白うさぎが、網で仕切られた飼育小屋で飼われていました。私が当時住んでいたのは、四方を山と田んぼと茶畑に囲まれた、自然豊かな山間の村でした。冬場になると、夜にはイノシシが人里に下りてくるようなところでもあったので、よく飼育小屋の周りをイノシシがうろついていたという話を聞いていたほどです。
うさぎのお世話は、4年生が担当するのが私の小学校の習わしでした。夏休みにも学校に行って、うさぎ小屋を掃除したり水やりとエサやりをしたりしたこと、うさぎを撫でたときのすべすべした毛並みを今でも覚えています。
うさぎのお部屋の床はコンクリートでできていました。そこに藁を敷き詰め、うさぎのエサとして、ポンポン草(カラムシ)やキャベツを与えていました。オスだったのかメスだったのかも分かりませんでしたし、名前も特につけられておらず、単に「うさぎ」とだけ呼ばれていました。
うさぎにとってはストレスの多い環境だったんだな…と改めて思います。

今となってはうさぎに関して、正しい知識があったかどうかは正直自信がありません。このときの体験は、うさぎを飼おうとする私にとって正しい知識を身に着けなければという気持ちにさせてくれます。

うさぎを飼うにあたって準備すべきことを調べてみました。

うさぎを飼うときに必要なものとは

まずはうさぎの住まいの場所として「ケージ」、必要に応じて「サークル」を用意します。

おすすめのケージ

ケージは床の部分が網目状のものがおすすめです。
特にマス目のあるケージだと、食べカスやフンがトレイに落ちるので、掃除がしやすくなります。
また、通気性も良くなるので、うさぎにとっても快適な空間に。飼い主にとっても、うさぎにとってもメリットがあります。

🐇ワンポイント・アドバイス🐇

うさぎさんの種類によって、網目ではない木のすのこやプラスチックのすのこのほうがいい場合もあります。うさぎさんをお迎えするお店の人に聞いてみることをおすすめします。

おすすめのサークル

サークルは、柵の高さがあるうさぎ専用のサークルにしましょう。
サークルの中にも、ケージ同様にトイレや牧草掛けを用意します。サークルの下には、うさぎがかじりにくい素材のマットを敷いておきましょう。

食事の準備

うさぎは主に、牧草やラビットフードを食べますが、1日に何回、どんなえさをどのくらいの量で与えればいいのかは、うさぎごとに異なります。まずはペットショップの店員さんに、どんなものをあげればいいのか尋ねましょう。

🐇ワンポイント・アドバイス🐇

えさ入れは「ラビットフード入れ」と「牧草入れ」の2種類用意します。
うさぎには穴を掘る習性があり、ラビットフード入れや牧草入れなども、穴を掘るように中に入っているえさをかき出してしまう子もいます。
そのため、しっかりとケージサークルに固定できて、なおかつ取り付ける位置が調節可能なものを選びましょう。

飲み水は、給水ボトルに入れて与えましょう。
ただし、硬水を与えないでください。
給水ボトルは、うさぎの口に合った先の細いものがおすすめです。水が飲めないと、脱水症状になってしまうからです。

🐇ワンポイント・アドバイス🐇

硬水はカルシウム分が多いこともあり、尿路結石の原因ともなりますので、与えないようにしてください。

トイレ・衛生に関して準備するものは?

トイレは、うさぎの体の大きさに合ったもので、フンが落ちる「金網タイプ」のものにすると、掃除が楽になります。
中に入れるトイレ砂は、天然木由来の素材のもの(ウッドリター)か、うさぎ専用のものがおすすめです。
ケージの下に敷くペットシーツは、うさぎの健康状態をチェックできるよう、白色のシーツにします。

他にラバーブラシ、スリッカーブラシ、コーム(先端部分が丸みを帯びているもの)、グルーミングスプレー、爪切り(うさぎ用か猫用)などをうさぎのケア(グルーミング)用品として用意しておきましょう。

🐇ワンポイント・アドバイス🐇

うさぎの種類によって使用するケア用品が異なりますので、お迎えの際にお店の人にアドバイスをもらうようにしてください。また、動物病院に連れていけるように、専用のキャリーも準備しておくと安心です。

うさぎの飼い方で気をつけておきたいこと

うさぎは犬同様暑さにとても弱いので、夏場などに人が家を留守にするときは冷房をつけっぱなしにするなど、温度管理には気を配りましょう。
また、水についても注意が必要です。うさぎがいつでも水を飲めるよう、給水ボトルには常に水を入れておき、欠かさないように気をつけましょう。

🐇ワンポイント・アドバイス🐇

うさぎさんの場合は、お水と同様に、牧草もいつでも食べられるように切らさないように入れておいてあげてください。

マウンティングに要注意

うさぎには「マウンティング」といって、うさぎ同士で格付けし合う習性も持っています。うさぎを飼うことで、飼い主がうさぎのマウンティングの対象になる場合があります。ケージをかじるなどして甘えてくるたびにうさぎの要求に応えていると、うさぎから「自分よりも下である」と認識されてしまいます。

飼い主として、何より「親」として、うさぎの行動をコントロールできるよう、強い心を持ってうさぎと接するようにしましょう。

🐇ワンポイント・アドバイス🐇

人に対するマウンティングの代表的な行動は、手や足にしがみついては腰を振る行動です。これを放っておくとうさぎさんの方が偉くなってしまいます。また、抱っこを嫌がった時にすぐに放してしまったり、うさぎさんがフードなどを要求した時にすぐに上げるなどの行動も、人の順位を下げてしまいますので、うさぎさんに我慢を覚えさせることも大切になってきます。

参考記事:うさぎを飼うときに必要なお金について

うさぎを迎えたいとお考えの方は、ぜひうさぎ専門店へ!

うさぎ専門店では、うさぎのお世話の仕方から、日常のケア、病気のときのアドバイスなど、専門店ならではのきめ細やかなサポートをご提供しているところが多いので、初めてうさぎと暮らす方でも安心です。

初めてうさぎと暮らしたい方は、まずはうさぎ専門店に行かれてはいかがでしょう。


The following two tabs change content below.

野呂

うさぎに興味があるライター。「うさぎ初心者」として、みなさんと一緒にうさぎの知識を身につけていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。