どんな病気?

梅毒と聞くと人間の梅毒を思い起こす方も多いかと思いますが、違う病気です。うさぎから人間に感染することはありません。

うさぎの梅毒は、トレポネーマ菌という細菌に感染することで発症します。感染しても無症状のこともありますが、発症すると性器や鼻周辺に病変が発生します。

感染しているうさぎとの病変部への接触、交尾によって感染します。

感染している母うさぎから子うさぎに感染することも。分娩時、膣内で感染する場合と、授乳時にお腹の下に潜りこんだ際、病変部に接触することでの感染があります。

トレポネーマ症
写真提供:斉藤動物病院 院長 斉藤将之先生

トレポネーマ症
写真提供:斉藤動物病院 院長 斉藤将之先生

症状

感染していても無症状の場合もあります。ストレスを感じたときなどに発症しやすくなるようです。

初期は生殖器や肛門が赤く腫れたり、水ぶくれができるなどの症状が出ます。

進行すると病変部がただれ、浸出液が出てかさぶたを作ります。

潰瘍となり出血することもあります。

病変部を毛づくろいすることで、かさぶたの中にいる菌が鼻・口の周り、目の周りなど顔面にも広がります。

くしゃみや鼻水が出ることもあります。

トレポネーマ症
写真提供:斉藤動物病院 院長 斉藤将之先生

治療と予防

抗生物質を投与して治療します。

服薬で治る病気ですが、慢性化すると治療が長引きます。早期発見・治療をすることが大切です。

感染しているうさぎとの接触を避けることはもちろんですが、感染していても無症状の場合もあるので、とくに繁殖させる前には双方のうさぎの抗体検査を行うようにしましょう。


トレポネーマ症の予防には、免疫力が低下しないようにしてあげる必要があります。普段の生活の中で、過度なストレスを与えないように注意していただくことが必要です。

また、免疫力を高めるサプリメントとして「ウミヨ イムン ペット(ウミヨ ペット)」や「アニマストラス リキッド100」を取り入れていただくと効果的です。


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齊藤万里子

齊藤万里子

うさぎの専門雑誌『うさぎと暮らす』元編集長。 『うちのうさぎのキモチがわかる本』元編集部員。 現在はフリーでペット関連書籍・雑誌の執筆・編集を行う。