ミニウサギ
最近うさぎと暮らしたい、ライターの野呂です。

ペットショップでよく見かける、「ミニウサギ」と名前のついているうさぎ。どんなうさぎなのか、その実態を知っている人は少ないかもしれません。育てているうちに「あれ、ミニじゃない」と戸惑ってしまうケースもあるようです。

今回は「ミニウサギ」について、一緒に学んでいきましょう。

うさぎの種類

うさぎは、日本のうさぎを含めて、世界で150種類以上いると言われています。そのうち、アメリカのうさぎブリーディング団体・ARBA(American Rabbit Breeders Association)が公認しているうさぎの種類は、49種類(2018年9月現在)。日本で人気のあるネザーランド・ドワーフやホーランド・ロップもその1種です。

 

ミニウサギは、カラーも性格も体格もいろいろ

ミニウサギとは、日本固有のうさぎである日本白色種(ジャパニーズホワイト種とも言います)や、黒と白の乳牛のような柄が特徴のダッチ種などの血を引くうさぎのことです。いわゆる「雑種」で、ミックスと呼ぶこともあります。

🐇ワンポイント・アドバイス🐇

現在ではこのミックスたちにネザーランドドワーフなどを掛けるなどして、より小型化しているように見受けられます。

ミニウサギはさまざまなうさぎの遺伝子を受け継いでいます。ですから、大人になるまでにどのくらいの大きさまで育つのか、どんな性格をしているのか、どんなカラーのうさぎになるのかなどの点がはっきりしていません。
また、小さいときは耳が小さかったのに大きくなったら耳が長くなった、赤ちゃんのときはグレーだったのに、大人になったらダッチ種のようなカラーのうさぎになった、なんてこともあるようです。

 

ミニウサギに対する誤解

「ミニウサギ」というと、うさぎ専門店にいるネザーランド・ドワーフやホーランド・ロップのような、小さいうさぎをイメージされる方も多いかも知れません。しかし、そのようなイメージを持ったまま「ミニウサギ」を飼っていうるうちに、すごく大きくなってしまったということがしばしばあるようです。

小学校などで飼われていることのうさぎは、ジャパニーズホワイト種という品種です。
体重が平均4.5kgくらいと、うさぎの中でも大きな種類です。このうさぎと他の品種のうさぎを交配して生まれたうさぎが、日本白色種のうさぎより小さかったことから、「ミニウサギ」と呼ばれるようになったと言われています。

ミニウサギをお迎えすることになったら、それまでミニウサギのお世話をしていたペットショップのスタッフから、どんなエサをどのくらい食べているのかなど、普段の様子を細かく聞いておきましょう。

<出典>
『小動物ビギナーズガイド ウサギ』(大野 瑞絵 著)
『新版 くわしいウサギの医・食・住』(桜井富士朗・大竹隆之 監修)

🐇ワンポイント・アドバイス🐇

よく店頭でも「ミニウサギ」は「ネザーランドドワーフよりも小さい」と誤解されている方がいらっしゃいます。
「ミニウサギ」のことをもう少し詳しく説明すると、前述の通り、日本人にとっていちばん身近な品種のうさぎは、農家や小学校でも多く飼育されていた「色が白くて目が赤い」ジャパニーズホワイト(日本白色種)でした。

体重がネザーランド・ドワーフの4倍以上(!!)の4.5kgくらいと大型の品種です。このうさぎと他の品種のうさぎを交配して生まれてきたうさぎが「ミニウサギ」です。ジャパニーズホワイトよりも小さく生まれたといっても、元々の大きさが大きいですからネザーランド・ドワーフやホーランド・ロップよりは普通大きくなりますよね。
ただ最近では、このミックスたちにネザーランドドワーフなどを掛けるなどして、より小型化しているように見受けられます。

*以前は体重が3~4kgくらいのミニウサギも珍しくありませんでしたが、最近はそこまで大きく成長する事例は少ないようです。

 

うさぎを迎えたいとお考えの方は、ぜひうさぎ専門店へ!

うさぎ専門店では、うさぎのお世話の仕方から、日常のケア、病気のときのアドバイスなど、専門店ならではのきめ細やかなサポートをご提供しているところが多いので、初めてうさぎと暮らす方でも安心です。

初めてうさぎと暮らしたい方は、まずはうさぎ専門店に行かれてはいかがでしょうか。


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野呂

うさぎに興味があるライター。「うさぎ初心者」として、みなさんと一緒にうさぎの知識を身につけていきたいと思っています。よろしくお願いいたします。