うさぎタイムズ編集部の佐俣(さまた)です。
日差しが強くなり、ちょっと汗ばむこれからの季節。シャワーを浴びてスッキリしたいな、と思うこともありますよね。
うさぎさんはきれい好きなので、それほど気になりませんが、ふわふわの毛がおしっこで汚れてしまったり、フンを踏んづけて毛に絡みついてしまったりすると、どうしてもお風呂に入れたくなることがあるかもしれません。
そんなときにどうしたらいいのか、一緒に見ていきましょう。
目次
うさぎは汗をかかない
うさぎさんは自分で毛づくろいをして、いつも清潔を保っています。
その上、汗腺がなく、汗をかきません。体が汗で汚れることがなく、臭いも少ないのです。
ただ、汗で体を冷やすことができないので、暑さはちょっと苦手。耳を広げて熱を放出することもできますが、暑さ対策はしっかりとしてあげてください。
いくら汗をかかないと言っても、汚れや臭いが気になることもあります。そんな時は入浴させていいのでしょうか?
🐇ワンポイント・アドバイス🐇
うさぎさんにとの暮らしの中で、暑さ対策はとても大切です。
基本的にはエアコンで、室温を適温(15~26℃)にキープするようにしてください。
時々扇風機で体を冷やそうという方がいらっしゃいますが、人と違って発汗作用で体温を調整することができませんので、扇風機を使用する場合は、扇風機の背面に凍らせたペットボトルなどを置いて、冷風を送るようにすると多少効果が期待できます。ただし、直接風を当てすぎてしまうと体調を崩してしまいかねませんのでご注意ください。
うさぎさんはお水が嫌い
基本的に、「頭から水を浴びせて入浴させる」のは厳禁です。特に耳は濡らしてはいけません。
汚れがひどい場合でも、洗面器などに40℃くらいのお湯をためて、汚れた部分だけ優しくお湯に浸し、必要であれば、うさぎ 用のシャンプーを使います。
さっと洗ったら、タオルで良く水気を拭き取り、素早く乾かしてあげて下さい。表面だけでなく、皮膚に近い奥の方までよく乾かしましょう。
それほどひどい汚れでない場合は、濡らしたタオルや手ぬぐい、または市販のウェットシート状の使い捨てタオルで拭き取ります。日常の汚れでしたら、それで十分です。
拭き終わったら、湿ったところがないか、よくチェックします。うさぎの細くて柔らかい毛は、思っている以上に水を含んでいるものです。
濡れたままにしておくと、皮膚病の原因になることもあるようなので、嫌がらなければドライヤーで乾かしてあげましょう。
🐇ワンポイント・アドバイス🐇
うさぎさんは、余程のことが無い限り洗うのは避けてください。
『基本的に洗わない。』と覚えておいてください。
高齢うさぎさんや、ケガや病気などでお尻回りがどうしても汚れてしまって、ブラッシングではどうしようもない時などのみ、洗うことがあります。ケガや病気などの場合は、かかりつけの獣医さんともよく相談してください。
その場合でもぬるま湯で汚れた部分だけを洗い、素早くタオルで水気を取ってドライヤーで乾かせてください。
普段の汚れは、「アクアケア」を染み込ませたコットンや洗い流さないシャンプー「ヘキソケア シャウム」で対応します。
ブラッシングをしっかりと
日頃から丁寧にブラッシングをしていれば、お湯に浸さなければならないほど汚れることはほとんどないので、日々のケアを怠らないことが大切です。
ブラッシングで毛が絡まないようにしたり、余計な毛を取り除いたりしてあげることで、清潔を保つだけでなく、鬱滞(うっ滞)予防にもつながります。
うさぎを迎えたいとお考えの方は、ぜひうさぎ専門店へ!
うさぎ専門店では、うさぎのお世話の仕方から、日常のケア、病気のときのアドバイスなど、専門店ならではのきめ細やかなサポートをご提供しているところが多いので、初めてうさぎと暮らす方でも安心です。
うさぎと暮らしてみたい方は、まずはうさぎ専門店に行かれてはいかがでしょう。

佐俣

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