うさぎタイムズ編集部の佐俣(さまた)です。うさぎを飼おうと思ったら、皆さんはどこに行きますか?最近では大型ショッピングセンターのペットショップでもうさぎがいるお店もありますし、うさぎのみを扱う専門店もあります。
実際に店舗にうさぎを見に行くと、「血統書付き」と記載されているうさぎを目にするかもしれません。犬や猫ではよく聞きますが、うさぎの場合は「血統書付き」のほうがいいのでしょうか?今回はうさぎの血統書についてご説明します。
ARBA血統書

店によって「血統書」の内容が違うことも

ペットショップによって同じ「血統書」という名がついていても、その内容には大きな差があることがあります。中には父と母の生まれた場所が記載されているだけ、というものもあるようです。基本的に血統書とは家系図のようなものです。そのうさぎさんがどんな親から生まれたかということが書かれています。

ARBAの形式の血統書には品種が記載されている

うさぎの血統書は「信頼のおける機関の形式にのっとっているか」が重要です。信頼のおける機関としてはARBA(American Rabbit Breeders Association)があります。

ARBA形式の血統書に書かれていること

ARBA血統書説明
ARBA形式の血統書には、対象となるうさぎの父母、祖父母、曽祖父母まで、全15匹のうさぎの情報が記載されています。
・品種名
・イヤーナンバー
・名前
・毛色
・体重
・ブリーダー名
など、確かにその品種であると示す内容になっています。とはいえ、ARBAの形式にのっとって書かれているだけで、本当に純血種であるとARBAが認定したわけではありません。「本当に純血種か?」というのはそれを発行したブリーダーさん(ラビトリー)が信頼できるかどうかにかかってきます。

ARBAの形式の血統書がついていることのメリット

血統書がついていることのメリットを考えると主に以下の二つがあげられます。

成長した姿が想像できる
例えば「ネザーランドドワーフ」と書かれたうさぎを購入したとしたとしても、血統書がないと純血種である保証はありません。大人になったときにネザーランドドワーフの特徴とはかけ離れた姿に成長することがあります。
ARBA形式の血統書には曽祖父母(3代前)の情報から記載され、信頼できるブリーダーから発行されたものであれば、その品種あることは確かです。

ラビットショーに参加できる
ラビットショーでは、それぞれの品種の理想形と近いことが評価されます。そのため純血種であることが求められます。
しかし日本では、ラビットショーに出るためにうさぎを飼う人は少ないので、多くの飼い主さんにはあまり重要ではないかもしれません。

血統書の有無にかかわらず、うさぎはかわいい

このように見てみると、血統書がないことによるデメリットはあまりないように感じます。うさぎはふわふわとしたやわらかな毛や、愛くるしい表情など、他の動物にはない魅力がたくさんあります。純血であろうとなかろうと大切な家族です。

うさぎの寿命に差はない

寿命には品種は関係がなく、同品種だとしても個体差があります。ただ、違う品種の血がMIXされていると、「標準体重」が把握しにくくなります。太りすぎ、やせすぎには注意が必要です。触診で判断する力量のある、うさぎに慣れた獣医さんを探しましょう。
また血統書がついているかどうかにかかわらず、どのうさぎさんも定期的に病院で健康診断をし、体調管理をしてあげてください。

【参考記事】
うさぎの平均寿命は何歳?

うさぎをお迎えするなら、専門店のラビットリンクへ

「きめ細やかなサポートを継続して受けられるショップかどうか」は、うさぎのペットショップ選びで重視してもらいたいポイントです。
うさぎは猫や犬に比べると、専門的に診てもらえる病院が少ないのが現状です。ケアについてもうさぎならではの配慮が必要で、特に初心者さんは不安になることが多いかも知れません。

ラビットリンクでは、うさぎさんお迎え後もサポートするのがうさぎ専門店の務めだと思っています。店頭では、お世話の仕方ついてはもちろん、病気の時のアドバイスや病院のご紹介もしています。

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佐俣

うさぎタイムズ編集部員、うさぎ専門ライターです。うさぎさんが、ただ「可愛らしいから」ではなく、正しく理解され、共に暮らすパートナー・家族としてお迎えしてもらえることを願っています。初心者の方にもわかりやすく情報をお伝えできればと思っています。