こんにちは! 今日もフェレちゃんの画像をつい検索してしまう井上です。
「フェレットをお迎えしたいんだけど、熱帯魚を飼っていても大丈夫?」「猫とフェレットは一緒に遊ばせてもいいの?」そんな声を聞くことがあります。そこで今回は、フェレットと一緒に暮らせる動物や、同居の際に気をつけるべきことをご紹介します。
目次
他の生き物と一緒に暮らす・遊ばせる時は基本的に「見守り」が必要
フェレットは好奇心旺盛なうえ、社交的で遊ぶことが大好き! 人間にも他の動物にも、飛びついて遊んだり、じゃれついたりと、積極的に向かっていく傾向があります。
人間はフェレットよりも身体が大きく、上手に加減しながら遊んであげられるので、お互いがケガをする心配はありません。ですが、他の生き物が、必ずしもフェレットと対等な遊び相手になれるとは限りません。また、人間と同じで動物の性格も一匹一匹大きく異なるので、もちろん「相性」もあります。
どんな動物とであれ、フェレットと一緒に飼う時には、お互いに慣れるための時間を十分に設けることが必要です。そして、うまくいきそうな場合でも、同じスペースで一緒に遊ばせる時には基本的に見守るようにしてあげてくださいね。
フェレットと相性の良い動物・気をつけるべき動物
それでは、動物ごとに、フェレットとの相性をみていきましょう。
仲良くやれる可能性が大!「フェレットと猫」
フェレットと猫は、比較的、同じスペースで同居させやすい組み合わせです。
フェレットにとって猫は「大きな動くおもちゃ」のような存在。「遊んで!遊んで!」とついつい寄っていってしまいます。ただ、猫ちゃんが比較的あっさりとしているのに対し、フェレットくんの遊び心はとどまることを知りません。そのため、猫がうんざりしているのに「ねぇねぇもっと遊んでよ〜」とじゃれてしまうことも多いようです。
面倒臭くなった猫はたいてい、フェレットが届かない高いところにひらりと避難し、それで遊びはおしまいになります。しかし、猫ちゃんの虫の居所が悪ければ、怒りを買ってしまったフェレットくんがひっかかれる、なんて可能性もゼロではありません。相性が良いとはいえ、一緒に遊ばせる時には気にかけてあげてください。
また、子猫のうちからフェレットと一緒に暮らすことで、とびきりの仲良しになれるケースもあるようですよ。
同居は可能だけれど、一緒に遊ばせるなら飼い主さんがよく気をつけてあげてほしい「フェレットと犬」
フェレットと犬は、一緒に飼えないわけではないのですが、双方を同じ空間で自由に遊ばせる時には少し注意が必要な組み合わせです。
犬は一般にフェレットよりも大きく、力があります。しかし、フェレットはおかまいなしで全力で向かっていって一緒に遊ぼうとするので、フェレットがケガをしてしまうリスクがあります。また、犬は主従関係を重んじ、縄張り意識も強いので、うっかり犬のおもちゃに手を出してしまったフェレットくんが攻撃を受けてしまう可能性も。
さらに、犬の品種も相性に関係があります。かつて穴の中に住むキツネなどの生き物を狩猟するために活躍していた猟犬である「テリア」系のワンちゃんは要注意です。フェレットを獲物とみなしてしまう危険があります。
フェレットと犬を同じ空間で遊ばせるのであれば、最初は、基本的に慎重に対応すべきです。できるなら、ワンちゃんには、「フェレットを追いかけない」「噛みつかない」など練習してもらう方が安心でしょう。
ただ、フェレットはケージの中で過ごしている時間が多いと思います。なので、普段は別々の空間で暮らし、フェレットをお部屋で遊ばせるときだけワンちゃんを別の部屋に移動させる、というようにすれば、基本的には問題なく一緒に暮らせるでしょう。仲良く遊べるフェレットくんとワンちゃんもたくさんいますから、心配しすぎる必要はありません。
ワンポイント・アドバイス
フェレットとワンちゃんと一緒に暮らされている方は結構いらっしゃいます。総じて仲良く暮らしてくれているようですが、「絶対大丈夫」という過信は禁物です。
「見守り」を心がけていただくことで不慮の事故も未然に防ぐことができますので、ぜひ実践してみてください。
フェレットとウサギ、チンチラ、ハムスター、小鳥、ハリネズミ、デグー
ここからは、主にフェレットよりも小型の生き物について見ていきましょう。
フェレットはもともと狩りに使われていた生き物です。そのため、ウサギやチンチラ、ハムスター、小鳥、ハリネズミなどの小動物は、フェレットの狩猟本能を刺激してしまう可能性があります。
ある程度の大きさのあるチンチラやウサギなどであれば、フェレットに傷つけられる可能性は低くなりますが、フェレットの存在をストレスに感じることも。居住空間はきっちりと分けるのがベターです。また、ハリネズミは身体を丸めて身を守ることができるとはいえ、フェレットにとっては「気になるサイズの生き物」であり、危険なことに変わりはありません。
フェレットとヘビ・カメなどの爬虫類、メダカ・熱帯魚などの魚類、昆虫
爬虫類や昆虫、そして魚はフェレットにとって格好の標的になってしまう危険性があります。また、魚の水槽にうっかりフェレットが転落した場合、溺れてしまうリスクも。水槽は必ずしっかりとカバーをかけ、フェレットがいたずらできないようにしておきましょう。
小動物のケージや水槽はどこに置くべき?
小動物のケージや水槽は、フェレットが手を出せないところに設置してください。フェレットは賢いので、ふたを開けたり、手を突っ込めたりできてしまう可能性があるからです。
フェレットは猫のように高いところに跳び乗ることはありません。ですが、ひねった身体から繰り出すジャンプ力は結構強く、少し上の方にあるものにも体当たりできてしまうパワーを秘めています。また、足掛かりがあれば高いところに登れてしまう器用な子も。小型の生き物のケージは、可能であれば、フェレットの入れない別の部屋に置くのが一番安全です。
フェレットはフェレット同士が一番うまくいく!「多頭飼育」もおすすめ
当たり前かもしれませんが、フェレットともっともうまくやれるのは、同じ仲間であるフェレット同士です。もし、フェレットの遊び相手が欲しい、と考えているなら、フェレットをもう1匹お迎えする「多頭飼育」が実は一番おすすめなんです。ペットショップで売られているフェレットは基本的に避妊・去勢手術を受けていますから、繁殖する心配もなく、同じケージで複数の子が一緒に暮らせます。
フェレット同士は、一般的には仲よく遊ぶことができますので、多頭飼育に向いた動物と言えます。同種の子がいることによりストレスも緩和されますので、多頭飼育もぜひ検討してみてください。
とはいえ、すでに先住のペットがいる場合は、できれば仲良くして欲しいものですし、違う種類の動物が遊ぶ姿はとっても愛らしいものですよね。今回ご紹介したように、フェレットと一緒に遊べる動物・遊べない動物がありますが、一緒に遊べない動物であっても、生活空間を分けるなどすれば飼育は十分に可能です。工夫して、みんなが楽しく、平和に過ごせるような環境を整えてあげましょう。
ワンポイント・アドバイス
先住の子がいて新たにお迎えする場合は、動物の種類に限らず「お迎え症候群」に気を付ける必要があります。
名前を呼ぶとき、ご飯をあげるとき、遊んであげるときなど、先住の子を先にしてあげることで予防できますのでぜひ注意して接してあげてください。
フェレットをお迎えしたいとお考えの方は、ぜひフェレット専門店「フェレットリンク」へ!
フェレットくんが健康で幸せに暮らすために、食事の内容に気をつけたり、過ごしやすい環境を整えたりと、飼い主さんができることはたくさんあります。生活の質をより良いものにすれば、もっと元気いっぱいに動き回り、とびきりキュートな表情を見せてくれるかもしれません。
ワンちゃん、ネコちゃんに比べると少しレアなイメージもあるフェレットくんですから、初めてお家にお迎えする時には、何かと気がかりなこともあるでしょう。そんな時に立ち寄りたいのが、フェレット専門店です。丁寧なサポートが受けられるので、フェレットくんと初めて一緒に暮らす方でも安心です。
フェレット専門店・フェレットリンクでは、お世話の仕方から、爪切りなどの日常のケア、病気のときのアドバイスなど、きめ細やかなサポートを提供しています。フェレットくんに会いに、ぜひお店に遊びに来てください。
井上
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