フェレットというとイタチのようなカラーリングを思い浮かべる方も多いと思いますが、一口にフェレットといってもそのカラーはさまざまで、実に多彩な色合いや模様があります。
ここではフェレットくんたちの個性溢れるカラーバリエーションをご紹介します。
どんな毛色がある?フェレットのカラーリング
引用元:https://www.marshallferrets.com/baby-ferrets/
フェレットはカラーの種類が豊富で、その表情も色合いで印象が変わってきます。カラー名を画像付きで一覧にまとめてみました。これからお迎えする方はどのカラーの子に出会えるか楽しみですね。
セーブル
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タヌキっぽいお顔になるセーブルカラーはもっともポピュラーな毛色です。フェレットの祖先と言われているケナガイタチの色に近い種類で、手足・肩・しっぽ・目の周りは黒くなっています。
ブラックセーブル
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ブラックセーブルは、セーブルより体の色が濃いのが特徴で全体的に黒色から黒寄りの濃い茶色です。顔まで黒いカラーのフェレットくんは大人になってもその雰囲気を残す傾向が多いようです。
ブラックセーブルミット
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ブラックセーブルと同じカラーリングで、お手々と足に白い手袋をはめたようなカラーがポイントのブラックセーブルミットです。
スターリングセーブル
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一般的なセーブルよりもやや薄めのカラーが特徴です。セーブルと比べるとこの子はお顔が白っぽいですね。
セーブルポイント(ライトセーブル)
セーブルポイントはマーシャルフェレットには識別の無いカラーで、マーシャルフェレットではセーブルに分類されます。他のファームでは、セーブルより全体的に薄いカラーで、薄茶色といった子を指します。
顔全体が白っぽい子が多く、手足・お腹・しっぽは他の部分より色が濃くなっています。
セーブルミット
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セーブルのカラーリングで、手足は白い手袋をはめたようになっています。とても愛らしいですね!
アルビノ
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フェレットでは一般的なカラーになります。目の色はピンクから赤色なのが特徴で、鼻の色はピンクで毛色は全身白色です。
スターリングシルバー
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スターリングシルバーは模様のバリエーションが様々で、季節や年齢によっても変化して行くのが特徴です。
白色と黒色の被毛の混ざり加減で、シルバーカラーに見えます。
スターリングバター
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スターリングバターは、目の周りのゴーグル模様がつながっていないのが特徴で、バタースコッチよりもさらに白っぽいカラーの子が多いです。
シルバーミット
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シルバーミットは毛色がシルバーで手足に白い手袋をはめたカラーリングの子です。目の周りのゴーグル模様がつながっていないのも特徴のひとつです。
バターミット
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バターミットはバタースコッチカラーで手足に白い手袋をはめたカラーリングの子です。
スターリングバターミット
引用元:https://www.ferret-link.com/animal/marshall-ferret-baby-264/
スターリングバターミットはバタースコッチがカラーベースで色が白っぽく淡い子で、目の周りのゴーグル模様がつながっていません。さらに手足は白い手袋をはめたようになっています。
ダークシルバー
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ダークシルバーは、シルバーカラーの中でもダーク系で黒っぽいカラーリングです。なかなか男前ですね。
バタースコッチ
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バタースコッチは、セーブルよりも淡い茶色で鼻はピンクのカラーをもつフェレットくんです。
シナモン
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シナモンは、バタースコッチよりもさらに明るいカラーリングです。少し赤みがかった薄い茶色=シナモン色です。
シャンパン
シャンパンはマーシャルフェレットでは識別されないカラーで、シナモンよりさらに淡い色です。マーシャルフェレットではシナモンに分類されます。
プラチナパンダ
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この子はお顔だけみるとホワイトですが、身体がパンダ(白黒混合)のカラーリングなためプラチナパンダと呼ばれています。
プラチナ(パール)
引用元:https://www.ferret-link.com/animal/marshallferret-baby-15/
プラチナはパール色でさらに毛色が白いフェレットです。希少なカラーです。
マークドホワイト
マーシャルフェレットでは識別されないカラーで、全身白色ですが、背筋からしっぽにかけて黒い帯状の模様が入るのがマークドホワイトです。季節や年齢によって白黒の割合が変化しやすいカラーです。マーシャルフェレットでは、プラチナに分類されます。
ホワイトファーブラックアイ
引用元:https://www.ferret-link.com/animal/marshall-ferret-baby-179/
全身が真っ白、瞳が黒のホワイトファーブラックアイは珍しいカラーリングで人気です。
瞳と全身の色素が欠乏しているアルビノと異なり、瞳にのみ色素が残っているとても希少なカラーです。
ブレイズ
引用元:https://www.ferret-link.com/animal/marshallferret-baby-11/
ブレイズは全体がシルバーの色合いで、頭の中心から白いラインが入っています。ラインの太さは様々で、太ければ全体が白っぽい子になります。
カラーの分類と特徴
いろいろなカラーのフェレットくんをご紹介してきましたが、カラーや模様の判別が難しいため、フェレットを取り扱うお店ではシルバーやパンダ、アルビノ、バタースコッチ、セーブルなど、大きな分け方をしているところが大半です。
上記のような大まかな分類に特徴を足していく場合もあります。例えば手袋をはめているかのように手足が白い子はミット(例:パンダミット)、全体的に白っぽい被毛を持つ子にはスターリング(例:シルバースターリング)というようにカラー名がつけられます。
また、明暗で分ける場合はダークやライト。黒と白で分ける場合はホワイトやブラックというカラー名がつきます。(例:ダークシルバーミット、ライトセーブル、ホワイトファー、ブラックセーブル)
個体によって異なる部位ごとのカラー
フェレットの被毛は長い毛のオーバーコートと、オーバーコートの下に生えている短く柔らかい毛のアンダーコートで構成されています。フェレットのカラーイメージを決めるのはオーバーコートです。
セーブルカラーの子に多いのが目の周りに隈取り(くまどり)模様のある子です。たぬきを連想させるようなお顔立ちなので、たぬき顔がお好きな方にオススメです。
目や鼻のカラーもフェレットくんによって異なります。目の色が一番薄い子はメラニン色素のないアルビノで赤い目をしています。逆にメラニン色素の多い子は黒や茶色の目です。鼻の色は毛並みが黒っぽい子には茶色や黒といったカラーの子が多く、白っぽい子はピンク鼻をした子が多いですね。
ここに注意!フェレットを色で選ぶときのポイント
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家族に迎えるフェレットくんを色で選ぶ際にはいくつか注意点があります。長く愛する子と出会うためにも下記のポイントに気をつけて選びましょう。
成長とともに色味や模様は変わる
フェレットくんのカラーや模様は成長とともに変化します。特にパンダやブレイズ、シルバーミットの子たちです。「ベビーのときのカラーが好きだったのに…」と思ってもこればかりは致し方ありません。成長とともに色味が変わるのも楽しみの一つとして捉えましょう。
また、換毛(毛の生え変わり)によって濃くなったり薄くなったりすることもあります。
白っぽい色の子は難聴の傾向?
白っぽい色の子は歳を重ねると毛並みが黄色っぽい色に変わっていきますが、それよりも気になるのが難聴です。疫病研究からの報告によると特に白い被毛を持ったフェレットに先天性感音難聴(CSD)の兆候がみられる割合が多かったそうです。
難聴でもフェレットくんの生活に支障が出ることはあまりありません。耳の聞こえが良くない子でも床を指先でトントン叩くなど、振動でコミュニケーションを取ることも可能です。フェレットくんの難聴が気になる方はお迎え前に、ショップの店員さんに耳の聞こえ度合いを確認してみることをオススメします。
ファームによって異なるカラーバリエーション
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フェレットのカラーバリエーションは生まれるファームによって異なります。例えば流通量の少ないファームの子たちはカラーバリエーションは少なく、逆に流通量の多いファームで生まれる子たちには豊富なカラーバリエーションがあります。
カラーの違いが性格の違いに直結することはありませんが、ファームの違いはフェレットくんの性格や特徴などに関わってきます。フェレットくんを選ぶ際にはカラーだけでなく出身ファーム(種類)を意識してみるのもいいかもしれませんね。
フェレットのカラーリングまとめ
ご紹介したように豊富なカラーバリエーションがあるところもフェレットくんの魅力の一つです。さまざまなカラーのベビー画像を掲載しましたが、お気に入りの子は見つかったでしょうか?
埼玉県の北浦和にあるフェレットリンクでは、マーシャルフェレットのベビーを販売しています。ぜひ実際にお越しいただき、ビビッとくるフェレットくんとの出会いをお楽しみください。みなさまのご来店を可愛らしいフェレットくんとともにお待ちしております。

yamada

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