実はフェレットには犬猫のような品種での種類分けはありません。例外は、被毛が極端に長くなる遺伝子を入れて繁殖された北欧の「アンゴラフェレット」のみとされています。

出身ファーム、披毛のカラー・パターンなどを種類と定義しているだけなのです。しかし、フェレットの「性格・性質」や「育てやすさ」において、出身ファームによる違いは顕著です。

この記事ではフェレットの種類による性質の違いや飼いやすさについてご紹介します。

これからフェレットくんのお迎えを検討中の場合「どのファームの子にしようか」などの参考にしてくださいね。

ファームによって変わるフェレットの種類と性格

フェレットの種類は犬のチワワやプードルのような大きな個体差はあまりありません。ただし、それぞれ異なるファーム内で繁殖しているため、性格や体格に特徴が出てくるのです。

ファーム別の特徴を知って、これからどんな子を迎え入れようかとイメージするのも楽しい時間ですね。

マーシャルフェレット


60年以上の歴史を持つアメリカ・ニューヨークの老舗ブランド・マーシャル社で誕生するのが「マーシャルフェレット」です。日本に初めて輸入された種類で現在も人気が高く、日本国内で一番飼育数が多いのもこのファームの子たちです。

マーシャルフェレットは体重は0.8~1.8㎏程が標準ですが、中には2kgを超える子もおり、小柄な子から大柄な子まで幅広いバリエーションが出てきています。

識別番号つきのマイクロチップ、また耳に2つの刺青が入っており、これは避妊または去勢済みを示す印と臭腺除去手術済みの印です。

マーシャルフェレットは他のファームに比べお母さんフェレットと過ごす時間が長いので、噛み癖が少ないのではないか、とも言われています。

飼い主さんから評判を聞くと、マーシャルフェレットはたとえ赤ちゃんのときに噛み癖があったとしても自然となくなるケースが多いようです。

まだフェレットに慣れていない飼い主さんは、噛み癖に悩まされる場合もあるようです。そのため温厚でおとなしい性格のマーシャルフェレットは初めて飼う場合におすすめの種類です。

またマーシャルフェレットは生後2ヶ月からお迎えできるので、ベビーの頃から一緒にいたい方にもおすすめです。

マウンテンビューフェレット


マウンテンビューフェレットも、マーシャルフェレットと同様アメリカ・ニューヨークのファームで生まれます。性格体格も似たタイプで、体重も0.8~1.5kg程度、優しくおとなし目です。

噛み癖も比較的少ない種類といわれていますが、中には噛み癖がなかなか直らないやんちゃさんもいるようです。個体差に開きがある種類といえるのかもしれません。

そのためフェレット初心者さんより経験者さんにおすすめです。しつけをしっかりと出来る自信があれば大丈夫ですよ。

顔に丸みがあるのが特徴で、カラーリングはマーシャルフェレットと似ています。

パスバレーフェレット

パスバレーフェレットの画像

引用元:http://www.pathvalleyfarm.com/6101.html

アメリカ・ペンシルバニアにある世界で一番大きなファームで生まれる子たちが、パスバレーフェレットです。体重は0.8~1.5kg程度です。
パスバレーではたくさんのフェレットくんを繁殖しているからか、カラーバリエーションが豊富。生後2ヶ月からお迎えできるので、ベビーの頃から一緒にいたい方にオススメです。

体つきはしっかり目でお顔に丸みがあります。やんちゃな性格の子が多いので、思う存分遊べます。噛み癖の強い子が多い傾向があるので、しっかりとしたしつけが必要です。

ルビーフェレット

アメリカ・アイオワのファームで誕生する、パスバレーの血を受け継いだフェレットです。日本にやってくる頭数がかなり少ないので、出会うのはなかなか難しいですね。

体重は0.8~1.5kg程度で、お顔のまるさと大きなお耳が特徴です。

性格は穏やかだったりやんちゃだったり、噛み癖も少なかったり強かったりと個体差が大きいので、育てる難易度は高めの子と言えます。

ホールデンフェレット

ホールデンフェレットの画像
耳にHの刺青が入っているホールデンフェレット。カナダのファーム出身です。体重は1.0~1.8kgで体格がよく、大きく成長する子が多いと言われています。噛む力も強いので、きちんとしたしつけが必要になるでしょう。

性格はやんちゃ。フェレットくんとたくさん遊びたい経験者の飼い主さんにオススメの子です。

DRFフェレット

DRF(ドラゴンライズフェレトリー)フェレットは日本国内で唯一存在するファームで誕生する子です。体重は1.0~2.0kgと体格が良いのが特徴です。

臭腺除去・避妊去勢手術されていないので、お迎えする際は必ず臭腺除去・避妊去勢手術を約束しなければなりません。

ベビーが誕生したら公式サイトに公募情報が公開されます。専門店で出会うこともできますが、男の子のみなので、女の子をお迎えしたい場合はDRFの公募情報を確認しましょう。

また、全頭にマイクロチップが埋め込まれており、お迎えしたときにDRFだけでなく日本獣医師協会にオーナー情報等の情報登録を行ってくれるサービスがあります。

さらに、遺伝的な病気を防ぐために血統管理もしっかりと行われており、お迎えした際には4世代前までの情報が記録されたファミリーツリー(血統書的なもの)をもらえます。

マグナフェレット

アメリカのファームで誕生するフェレットくんです。日本にやってくる頭数が少なく、まだ未知な部分も多い種類です。体重は0.9~1.7kgでマーシャルなどと比べてほんの少し大きいかな、という程度です。

他の種類の子と比べ、被毛が長めでやや硬いのが特徴。アンゴラ系の血筋ではないかと言われています。

性格はやんちゃな子が多いですが、噛み癖は少なめなので初心者でもお迎えしやすいタイプのフェレットくんです。

ファーファーム(アンゴラフェレット)

ファーファームフェレットは中国からやってきたアンゴラフェレットです。毛の長さはショート・セミロング・ロングとバリエーションがあります。体重は1.0~2.0kg程度ですが毛足が長いためさらに大きく感じます。

性格はやや気性が荒くとてもやんちゃな子が多いようです。

チェコアンゴラ

チェコからやってきたチェコアンゴラは、毛足が長く日本ではあまりめぐりあえない種類です。体重は1.0~1.8kgでファーファームより気持ち小さめです。

性格は野性的で、噛む力も強くしつけは少し大変かもしれません。

ショルダンアンゴラ

アメリカからやってきたショルダンアンゴラは、1.0~2.0kgと身体は大きく、かなりやんちゃで愛嬌があるタイプです。

噛む力は強いので、飼育環境には気をつけましょう。

カナディアンフェレット

カナディアンフェレットは、カナダのバンクーバーのフェレットで耳に入れ墨がされています。体重は1.0~1.8kgとアンゴラ以外のフェレットの中では大きい方ですね。

ファームが閉鎖したとの情報もあり、2017年以降は日本で販売されていないため、すでに飼育されているフェレットのみとなっています。

カナディアンフェレットは元々かみ癖があるため、根気よくしつけていく必要があります。ほかのファームのフェレットくんに比べてやんちゃな子が多いようです。

ニュージーランドフェレット

ニュージーランド・サウスアイランドのファームで誕生する大型のフェレットがニュージーランドフェレットです。

小さめのフェレットの2倍くらい大きくなるタイプで、むっちりとした体つきに、丸顔がチャームポイントです。

性格はちょっと凶暴気味で、初めてフェレットを飼う方にはあまり向かないタイプです。

大型のフェレットということで人気がありましたが、2002年にニュージーランドではフェレットの販売や繁殖が違法になってしまったため、日本にやってくることができなくなってしまいました。

フェレットの種類と性格まとめ

フェレットの種類による性格や性質、育てやすさはその子によっても変わってきますが、出生ファームの環境によって特徴や傾向があるのは確かです。

どんな子をお迎えしようか、考えるのも楽しい時間です。埼玉県北浦和にあるフェレットリンクでは、かわいいマーシャルフェレットの販売をしています。ぜひお店のフェレットくんたちに会いにお越しください。


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yamada

yamada

フェレット情報局員となり、その愛らしさに魅了されてしまいました。フェレットくんとの生活で飼い主さんが知りたいこと、疑問におこたえできるメディア作りを目指し、発信してまいります。