2026.10.12
ちびうさぎさんがデビューします♪
さいたま市北浦和のうさぎ・フェレットのお店|フェレット・リンク&ラビット・リンク

これは、フェレットリンク&ラビットリンクが、オープン以来店頭のロゴマークの下に掲げているミッションステートメント(私たちが大切にしている考え方)です。
この言葉の原点には、私自身が動物たちに支えられた経験があります。
フェレットリンク&ラビットリンクを始める前、私は都内で働く、ごく普通の会社員でした。
当時は責任のある仕事を任されるようになり、プレッシャーを感じながらも、仕事にやり甲斐を感じ、日々夢中で働いていました。
そんな日々が、ある日突然変わりました。
仕事を終え、帰宅するために新宿駅のホームで電車を待っていたときのことです。
ホームに入ってくる電車を目にした瞬間、突然体が震え始め、全身から力が抜けていくような感覚に襲われました。
一度ホームの中央まで下がり、気持ちを落ち着かせてから乗ろうとしましたが、症状は治まりません。
「次の電車にしよう」
そう思って一本見送りました。
しかし、次の電車にも乗れませんでした。
その次も、そのまた次も。
何本もの電車を見送った末、その日は電車で帰ることを諦めました。
残業で終電を逃したときに利用していた新宿のカプセルホテルに泊まり、翌朝はそこから会社へ向かいました。
不思議なことに、昼間はいつも通り仕事ができました。
けれど、仕事を終えて新宿駅へ行くと、やはり電車に乗ることができません。
結局その週は一度も家に帰ることができず、毎晩カプセルホテルに泊まりながら出社しました。
土曜日の朝、人の少ない時間を選んで、ようやく新宿駅から電車に乗ることができました。
それでも、一駅進んでは降りて休み、また一駅進んでは降りる。その繰り返しでした。
そうして、やっとの思いで自宅に帰り着きました。
日曜日はゆっくり休み、気分転換もしました。
「明日からはきっと大丈夫だろう」
そう思って迎えた月曜日。
今度は、自宅の最寄り駅から電車に乗ることができなくなっていました。
その日から、私は約半年間、会社を休職することになりました。
それまで当たり前だった生活が突然できなくなる。
仕事を失ってしまうのではないかという不安。家族に心配をかけている申し訳なさ。そして、思うようにならない自分自身への苛立ち。
一日も早く元の生活に戻りたいと思っているのに、体が言うことを聞いてくれませんでした。
家の中では、それまでと変わらず生活できる。
それなのに電車には乗れない。
やがて、人混みに出ることが怖くなり、閉ざされた空間にいることにも不安を感じるようになりました。
そんな鬱々とした日々の中で、家族が仕事や学校へ出かけ、一人になった昼間の私のそばにいてくれたのが、一緒に暮らしていたうさぎをはじめとする動物たちでした。
何か特別なことをしてくれるわけではありません。
いつものようにごはんを食べ、くつろぎ、眠り、こちらを見ている。
ただ、そこにいてくれる。
その存在に、私はずいぶんと救われました。
半年ほど経った頃から、自動車での通勤を始め、少しずつ以前の生活を取り戻していきました。
「また同じことが起きたらどうしよう」
そんな不安が完全になくなったわけではありません。
それでも、少しずつ前を向けるようになりました。
発症後、病院を受診したり、自分自身で調べたりする中で、パニック障害をはじめ、それまで自分がほとんど知らなかった病気について知るようになりました。
そして、自分と同じように、外からは分かりにくい苦しさを抱えながら生活している人が大勢いることも知りました。
自分が経験するまで、私はその苦しさを知りませんでした。
だからこそ思うようになりました。
自分と同じように苦しんでいる誰かのために、いつか何かできないだろうか。
そして、自分自身が動物たちに支えられた経験から、もう一つの思いが生まれました。
動物と暮らすことによって得られる幸せを、もっと多くの人に届けられないだろうか。
私たちが大切にしたいのは、動物だけの幸せではありません。
動物と一緒に暮らす人にも、幸せであってほしい。
人が動物を大切にし、動物の存在が人の心を支える。
そんな、人と動物がお互いの暮らしを豊かにしていく関係をつくりたいと考えました。
そして、かつての私自身がそうだったように、都市で忙しく働く人たちにも、動物と暮らす喜びを知ってほしいと思いました。
仕事や家事などで毎日を忙しく過ごす都市生活者にとって、住環境や生活時間などの事情から、犬や猫と暮らすことが難しい場合もあります。
では、そうした人たちが動物と触れ合い、共に暮らす幸せを得るためには、どんな動物が適しているだろう。
その答えとして私がたどり着いたのが、うさぎとフェレットでした。
もちろん、うさぎやフェレットとの暮らしにも、それぞれに必要な知識と責任があります。
決して「手間のかからない動物」という意味ではありません。
むしろ、一緒に暮らしてみれば、彼らは決して人間の思い通りになる存在ではないことに気づきます。
こちらの都合とは関係なく、遊びたがったり、ときにはいたずらをしたり、思いがけない行動で私たちを困らせたりもします。
けれど私は、そんな「思い通りにならない存在」と暮らすことこそ、私たち人間にとって大切なのではないかと思っています。
仕事や日々の暮らしの中では、効率や成果が求められ、物事を自分の思い通りに進めようとしてしまいがちです。
しかし、動物たちはそんな人間の都合には合わせてくれません。
自分とは異なる意思を持った生命と向き合い、その子の個性を知り、思い通りにならないことも受け入れながら一緒に暮らしていく。
その「ままならなさ」が、時に私たちの歩みを少し緩め、目の前にいる存在に心を向けるきっかけを与えてくれます。
私自身も、立ち止まることなど考えず仕事に夢中になっていた頃には気づかなかったものを、動物たちとの暮らしの中でたくさん教えてもらいました。
うさぎやフェレットは、それぞれの特性をきちんと理解し、適切な環境を整えることで、都市型の生活の中でも人と深い関係を築くことのできる動物たちです。
そして、ただ人を癒やしてくれる存在なのではなく、思い通りにならない一つの生命と暮らすことそのものが、私たちの人生を豊かにしてくれる。
私は、そこに動物と共に暮らす大きな価値があると考えています。
こうして、
動物を幸せにするだけではなく、
動物と暮らす人も幸せにしたい。
という思いが、フェレットリンク&ラビットリンクの原点になりました。
だから私たちは、動物をお迎えいただくことをゴールだとは考えていません。
むしろ、そこからが始まりです。
お迎えしたあと、その子との暮らしの中で困ったとき、不安になったとき、年齢を重ねたとき。
できる限り長く、人と動物の暮らしに寄り添っていきたい。
そして、人と動物の双方が「一緒に暮らしてよかった」と思える関係を、一つでも多くつくっていきたい。
それが、私たちの目指しているお店です。
Happiness to all the people and all the animals
― すべての人々と動物に幸せを ―
この言葉は、後からつくった理念ではありません。
私自身が人生の中で立ち止まり、動物たちに支えられ、もう一度前を向くことができた経験から生まれた、フェレットリンク&ラビットリンクの出発点です。
かつて私自身が動物たちに支えてもらったように。
今度は私たちが、人と動物が一緒に過ごす毎日を支える側でありたい。
その思いは、創業したときから今も変わっていません。
さいたま市浦和区北浦和1-20-9
JR北浦和駅東口より徒歩7分
048-799-2145
12:00~19:00
毎週水曜日
※水曜日が祝日の場合は営業
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