2024.04.24
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さいたま市北浦和のうさぎ・フェレットのお店|フェレット・リンク&ラビット・リンク
フィラリア症は犬糸状虫症ともいわれ、蚊の吸血で感染します。
犬にとって非常に重要な病気ですが、フェレットにも感染することが知られています。フェレットは犬に比べて身体が小さいこともあり、感染すると重症になりやすく、治療も難しい病気です。予防法が確立されているので、しっかりと予防をすることが重要です。
〔原因〕
フィラリアに感染している動物の血液を吸った蚊に吸血されることにより感染します。感染したフィラリアの幼虫(ミクロフィラリア)はフェレットの体の中を移動し、やがてそうめん状の白く細長い成虫となり、心臓や肺動脈に寄生します。
〔症状〕
元気がない、疲れやすい、運動を嫌がる、咳や呼吸困難、胸水・腹水がたまる、などの心不全の症状が見られます。犬と違ってフェレットは身体が小さいため、ごくわずかのフィラリアに感染しただけでも症状は急速に進行してしまいます。重度の心不全症状を起こしたり、突然死してしまったりするケースが多く見られます。
〔治療〕
犬のフィラリア症の治療では、薬で成虫を駆虫したり、手術で血管から成虫を摘出したりするなど、寄生しているフィラリア成虫に対する直接処置が行われる場合があります。しかし、フェレットは身体が小さいため、フィラリア成虫に対する直接処置は、駆虫した虫体による塞栓症(そくせんしょう)などの危険が大きく、また手術のリスクも高いため、ほとんど行われません。
治療は心不全症状を緩和する対症療法がメインとなります。肺に水がたまっているときには利尿剤を用いたり、循環不全を解消するために血管拡張薬や強心剤などを用いたりと、症状に合わせた治療を行います。また、胸水や腹水を抜く処置が行なわれることもあります。
〔予防〕
予防期間に予防薬を投与することで、ほぼ確実に予防ができます。予防薬の投与期間は蚊の発生期間によって変わるため、地域によって異なります。室内飼いでほとんど外出しないフェレットでも、室内に侵入してきた蚊に刺されて感染してしまうことがありますので、予防は必要です。
また、ベランダや庭などに雨水がたまったままの所を作らない、窓を開けるときには網戸を使うなど、なるべく蚊にさされない環境を作ることも重要です。
さいたま市浦和区北浦和1-20-9
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